リボ払いが膨らんでいく理由
クレジットカードやローンでの「リボ払い」は、一見便利な支払い方法のように思えるかもしれません。
しかし、利用者が気づかぬうちにその返済額が膨らんでしまうことがあります。
では、なぜリボ払いは膨らんでいくのでしょうか?
1. 元金が減りにくい仕組み
リボ払いの最大の特徴は、毎月決まった金額を返済する方式です。
例えば、月々5,000円や10,000円といった定額で支払うことになりますが、この支払い額は主に利息に充てられることが多く、元金の減少が遅れがちです。
最初は元金が減っている実感が少ないため、利用者は返済を続けることに気が付かず、借金が膨らんでいきます。
2. 高い金利(年利14%)
リボ払いの金利は通常年利14%程度で設定してあります。
一般的な消費者金融の利息よりも高いことがあります。
この利息が積もり積もって返済額が膨らむ原因となり、特に支払いが遅れると遅延損害金が加算され、さらに負担が増して支払いが困窮状態となってしまいます。
3. 利用限度額に達してしまう
リボ払いは、限度額内で繰り返し利用することができるため、支払いをしても新たな買い物や支払いが可能になります。
最初は小額で使っていたつもりが、次第に高額な買い物を繰り返しているうちに、リボ払いの残高が膨らんでしまうのです。
この繰り返しが、知らず知らずのうちに借金を積み重ねる結果になります。
4. 最小返済額の罠
リボ払いには「最小返済額」が設定されていることが多く、これを支払うだけで済むと思っている人も多いでしょう。
しかし、最小返済額は元金の一部に過ぎないため、元金の減りが非常に遅いです。
例えば、支払いが5,000円だとすると、ほとんどが利息に消え、元金がなかなか減らないため、返済期間が長引いてしまいます。
その結果、返済総額が予想よりも大きく膨らむことになります。
5. 返済計画の不備
リボ払いを利用する際、多くの人は支払いの総額や完済までの期間をしっかり把握していない場合があります。
そのため、返済計画が甘くなり、元金の減少が進まない状況を見過ごしてしまいます。
さらに、金利が高いことを理解せずに利用し続けてしまうことが、借金の更なる膨張を招きます。
まとめ
リボ払いは手軽に利用できる反面、その仕組みや金利により返済額が膨らんでいく原因を持っています。
支払いが軽く感じる反面、元金が減りにくく、金利の影響を受けやすいことを理解し、リボ払いを利用する際には十分な注意が必要です。
返済計画を立て、できるだけ早く完済を目指すことが、膨らんだリボ払いを抑えるための重要なポイントです。
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